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コラム壁工法特集
コラム壁工法特集
株式会社ワイテックの誇るコラム壁工法のご紹介です。ここでは概要、工法選定基準、改良径と地盤による採用目安、メリットデメリット、工法事例など当社自慢の技術を説明いたします。
概要
コラム壁は、仮設構造物ですが、安全性を考慮して地下構造物・埋設物の施工中に掘削側の側面を保護して、周辺地盤の崩壊や土砂の流出及び止水性を高める事を目的とした工法です。
原位置の地盤とセメントスラリーを撹拌混合し、改良体をラップさせて施工する土止止水壁で、地盤改良機(短軸小型杭打機)にて施工を行います。根伐深さ・地盤により芯材を設けず改良体単独にて土止し止水もできます。
工法選定基準
- 隣地建物が近接している、境界CBが古い等、山留の施工に関して近隣対策が必要である場合。
- 引抜による近隣への影響の考慮、または、ピットにより埋戻しができず引抜ができない等により埋め殺しが発生する場合。
- 建物と境界とのクリアが500以上あり、敷地面積も小型杭打機の施工に問題が無い場合。
- 進入経路について、トレーラー等大型車両の搬入に問題が無い場合。
- 根伐底の深さまで岩盤等の地盤でなく、N値が30程度以下で、土質に黒ボク・赤ボク・ローム等の土質、ソーラ層などの超有機質土、腐食物が多量に含まれる土質が無い場合。
- シートパイル200枚(山留壁長さ80m)以上の規模になる場合。(連壁の方が安価である事が多い)
※上記のような条件にあてはまる場合、コラム壁での計画にメリットがあります。
改良径と地盤による採用目安
岩盤等の深さが深くコラム壁の根入れが取れる場合
※表は左右にスクロールして確認することができます。
芯材無での自立 | 芯材入での自立 | 芯材入で支保工有 |
---|---|---|
根伐深さ ~4.0m程度 | 根伐深さ ~6.0m程度 | 根伐深さ ~7.0m程度 |
(改良径と地盤による) | (改良径と地盤による) | (改良径と地盤による) |
改良径 500φ~1300φ | 改良径 800φ~1300φ | 改良径 800φ~1300φ |
※土質及び根伐深さによっては2列配置して芯材を無くす方法もあります。
※境界線と建物の躯体のクリアが取れない箇所については、芯材入りのコラム壁を採用し、H鋼面までコラムを斫って対応も可能です。(斫り作業は別途です)
岩盤等の深さが浅く(根伐底以深)コラム壁の根入れが取れない場合は重力式にて対応
※表は左右にスクロールして確認することができます。
根伐深さ ~3.0m程度 | 根伐深さ ~5.0m程度 | 根伐深さ ~6.0m程度 |
---|---|---|
(改良径と地盤による) | (改良径と地盤による) | (改良径と地盤による) |
改良径 600φ~1300φ | 改良径 800φ~1300φ | 改良径 800φ~1300φ |
1列又は2列配置 | 2列又は3列配置 | 2列又は3列配置 |
※重力式の場合、芯材は使用しませんが、4.0mを超える根伐深さの場合はある程度の根入れが必要な場合があります。また、地盤によりボイリング・ヒービングに対応出来ない場合があります。
メリット・デメリット
メリット
- 単軸の小型機械での施工を行うため、狭小地での施工が可能です。
- 打設のみの1工程で引抜は無い為、山留後の工程管理が容易にできます。
- 引抜が無い為、H鋼やシートパイルと違って地盤沈下が発生しません。
- これまでの実績により、改良体の変位はほぼ無い事、改良体をラップさせて施工する事で止水性に優れているため、地盤沈下、土の流動など近隣への影響が軽減できます。また、他工法の引抜の際に起こり得る隣地の地盤沈下というような近隣への影響もありません。
- 無振動、低騒音の為市街地や騒音の影響が懸念される現場に最適です。またSMWに使用される大型クレーンや杭打機と違い、施工機械がコンパクトで見た目にも違和感がなく、近隣住民に威圧感を与えません。
- 地盤及び根切り深さによっては、シートパイルより安価にできます。
- シートパイルでは、周辺状況及び境界からの距離により埋め殺しが発生する場合があるが、コラム壁にすることにより、安価にできます。
- 在来工法に比べて自立できる根伐深さが深くできるため、支保工が無く根伐の土工事が容易に出来ます。
- 部分的に、シートパイルやH鋼親杭との併用も可能です。
デメリット
- 打設の工期はシートパイルやH鋼親杭に比べて長くなる。(工期全体では引抜がないためほぼ同じになる)
- 敷地に、地盤改良として残る。
- 土質により強度の確保ができない場合がある。
- 事前の室内配合試験を行わないと、添加量が最終決定できない。
- 地盤改良を行う為、残土処分費が必要になる。
- 打設箇所のクリアが無い場合、または、土質により膨らみが大きい場合、斫り作業が必要になる。
- 地盤に転石等の地中障害があった場合、ラップがうまく出来ない場合がある。(事後対策可能です)
工事実績
民間・公共集合住宅、学校、病院、庁舎、ホテル、オフィスビル・商業ビルなど建物の種類に関わりなく数多くの採用実績があります。
工法事例
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芯材無 自立
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芯材無 自立
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芯材入 自立
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芯材無 自立シートパイル併用
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芯材無 自立2段
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芯材無 自立2段
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芯材入 支保工有